後見業務でほぼ半日が終わる・・・。
久しぶりに事務所内での作業をする時間がとれると思っていたのに・・・。
つい先日のこと。
わたしが保佐人となっている無口なAさんが入所している施設から、休日を満喫していたわたしの携帯電話に電話が入りました。
Aさんはまだお元気なのに、なにかあったのかな〜と、少しドキドキしながら電話に出ました。
「あ、羽根田さんですか。実は・・・」
話を聞けば、最近寒くなってきたので、もう少し暖かいシャツをもってきてほしいとのことでした。
自分の至らなさを恥じながらも、どのようなシャツが適当であるか等を職員の方に確認して電話を切りました。
月曜日、朝一番にシャツを購入して、施設へ届けたところ、フロアの担当者様に呼び止められました。
「羽根田さん、実は・・・。」
話を聞くと、最近寒くなってきたので、毛布も準備してほしい、と。
こないだ、わざわざ休日に連絡をくれた時に言ってくれれば、シャツと毛布を準備してきましたものを。
(ご本人は高い施設料金を支払っているので、毛布ぐらい準備されていると思っていた我が短絡的思考を反省しました。)
そして本日、朝一番でいつもの衣料品店にて毛布を購入し、施設へ届けたところ、ご本人の部屋には段ボール箱が置いてあり、メモ書きがテープでとめられていました。そこに書かれていたのは・・・
「この中の肌着はサイズが小さすぎて着るのが大変です。
冬物への変更。服も大変少ない状況です。
上着ゼロ。
ズボン、夏用ばかりです。」
介護の方がいらついているのが一目でわかるメモ書きです・・・。
わたしは自分の至らなさを再び恥じながら、衣料品店へ逆戻りです。
高齢者と同居した経験のないわたしですが、慎重に吟味を重ねた上で、暖かい肌着(長袖)とズボン下(って知ってます?)、暖かい長ズボン、暖かいパジャマを購入し、施設へ届けました。
服が少ない、って書いてあるけど、施設のタンスって極小じゃん。いつもぱんぱんなんだけど・・・。
Aさん、お世話になっている施設の中で寒い思いをしていたのに気づかなくて本当にゴメンナサイ。
Aさんと意思疎通がうまくいかない状況下では、今後もこちらが把握していない問題等がおこるなどして、施設にご迷惑をおかけすることも多々あるのだろうな〜。
コミュニケーションの大切さを実感した半日でした・・・。